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自然を活かした活動
生きものの多様性と教育的な可能性を秘めた庭
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その庭は、もはや小さな自然生態園である。
昔、柳川の濠からの水が流れ込んでいたという池を中心に草や木が生い茂り、たくさんの生き物たちに棲み処を提供している。水辺は開放水路となっていたこともあり、いつからかミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)が棲み始め、天気のよい日には中洲で甲羅干しをする光景が見られたりするが、在来のイシガメの姿は滅多に見られなくなってしまった。今、日本のフィールドで起こっている外来種の問題がこの庭にも入り込んできていることはショックだが、見方を変えれば貴重な生きた教材である。その池は決して大きくない水辺だが、そこに棲む魚を狙って、ひっそりとゴイサギやアオザギが訪れている。そればかりか、翡翠色の羽を輝かせた、あのカワセミまでもが姿を現すこともある。さらに冬になると日がな一日、数羽のコガモたちがそこで寛いでいる姿を目にすることもある。初夏から夏にかけては、大型のヤンマや様々なトンボの仲間が飛び交い、ツマグロヒョウモンやアゲハの仲間が舞い、池の周りはとても賑やかになってくる。小さくても実にたくさんの生きものが訪れる楽しい水辺である。
4年前、この庭を訪れたとき、池を見下ろす築山のてっぺんにタヌキのためフンを見つけてとても驚いた。聞いてみると、この寺の境内には昔からタヌキが棲んでいたようで、親 子連れが目撃されたことも何度かあるようだ。
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昆虫、野鳥はもとより、こうした野生の哺乳類にも利用されているということは、ここは柳川の街中にあって、 野生の生きものたち の貴重なオアシスになっていることを物語っているように思えた。
近頃、都心の学校や幼稚園では、ビオトープづくりが盛んに行われている。生き物を呼ぶ庭づくりの試み自体はとてもよいことだが、見栄えよく完成して終了してしまい、その後のケアもされずに変わり果てた姿になるというケースも少なくないようである。特定の目的に、にわかに作り込まれた自然環境は人間が関わり続けなければその機能を維持発展させることはできないのである。
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一方、ここの庭は日本にビオトープという言葉がお目見えするずっと以前から正にビオトープとして存在し、その機能を発揮し続けてきたといえる。それは、ここでは昔からもともとそこに存在していた植物を大切に保存しつつ、庭の管理を行ってきたことに理由があるのではないかと思える。無理に人工的な植生を作り込まず、もともとあった植物を活かし、その地域の気候風土の自然に逆らわない施業が行われてきた結果なのだろう。このことは今日のビオトープを考える上でも大いに参考になるところである。園の入り口近くで双子のように寄り添ってそびえるエノキ、クスノキの大木。コケやツタをまとわせたその姿は、この庭が築き上げてきた永い時間を感じさせてくれる。夏の終わりになると、その実を啄ばみに集まってくるたくさんのイカルやムクドリたちを見ることができるが、彼らの体の中にも、この樹が発信する情報が代々受け継がれ続けてきたに違いない。
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専門家のプロフィール
颯田 耕介氏(さったこうすけ)
’88日本大学農獣医学部卒。環境教育の研究と実践に関する民間シンクタンクにて、公益団体、行政、企業のCSRなどにおける環境教育プログラムに関するコンサルティングに従事。現在はフリーにて自然解説、環境教育指導者養成などを行う。NPO法人 生態教育センター特別研究員。主な資格としては環境省 環境カウンセラー、森林インストラクター、日本環境教育フォーラム 自然学校指導者など。
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